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同仁美登里保育園

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ビオトープの風景をお伝えします

ビオトープから考える自然

土の地面をコンクリートで固めたことによって土の中で生活するハンミョウやアリ、幼虫の時に土に穴を掘って生活するセミから、私たちは「生活の場」を奪ったことになります。また、雑木林や草がたくさん生えている空き地などにビルなどの物を作り、緑を減らしてしまうことも同じです。そこを「生活の場」としていた生き物が生きていけなくなります。宇宙飛行士の毛利さんが宇宙から見た地球のことについて感想を述べていました。広い宇宙の中の小さな青い美しい地球に住むことのできる生き物の一員として自然を守るために何かをしなくては、と言っていました。私たちの周囲でも同じことだと思います。(中略)街中でも街路樹などを利用して、質のよい(日本の在来種の環境を整え、その地域の生き物が利用しやすい)緑化を進めていけばいいのです。
(藤本和典著『ビオトープから考える自然』 国土社より)


幼児期は知ることよりも感じることを大切に
“ビオトープは身近な自然の遊び場”

2004年4月11日、幼稚園園庭にビオトープができました。周りに地域の在来種の草花や木を植えられたこの池には様々な生き物が集まり、ひとつの生態系を作り上げています。ヒキガエルが卵を産みオタマジャクシになり、水辺にはチョウやトンボがやってきます。1年を通してビオトープは私たちに様々な表情を見せてくれます。 真夏には池の周りに草花が生え、子どもたちの背よりも高くなり小さな森のようになります。秋になると葉っぱがいろいろな色に変わり、飛び交っていたちょうちょうやトンボが姿を消して代わりに草むらに隠れている秋の虫たちが鳴き始めます。冬が近づくと赤や黄の葉も枯れていき、春に生まれたメダカも大きくなり池の底を静かに泳いでいます。 小さな場所でもこんなに豊かな自然がつくられていきます。子どもたちは友だちと一緒に落ち葉を集めているうちに、季節の変化を意識し始めるのです。人と生き物が共存する美しい自然の大切さを、ビオトープは子どもたちにも大人たちにも改めて気づかせてくれます。 自然が失われつつある現代だからこそ幼稚園は、子どもの感じ取れる自然を大切に育ててやり、父母も教師も子どもの驚きや興味を一緒に味わうような場でありたいと願っています。